S&P500 vs オルカン論争をBlack Litterman modelから考える
目次
イントロと整理
新NISAが始まりましたね。近年では信託報酬の劇的な引き下げもあり、個人投資家の多くがインデックス投信に投資するようになり、特にS&P500とオルカン(MSCI_ACWI)が人気です。どちらがいいか迷っている人も多いでしょう。
時々両方人気だから半分ずつ買えば良いという素朴な意見も見ますが、オルカンの6割以上は米国株なので、魚料理と肉料理を半分ずつ頼んでいるというよりはトンカツ定食とトンカツを半分ずつ頼んでバランスが取れていると言っているようなもので、そんなわけはありません。実際ポートフォリオの8割以上が米国株になっています。
なので分散させようという思惑ではなく、米国株にどれくらいティルトすべきか?市場動向についてどういう見立てをしているのかという観点で捉えるべきだと思います。
さて、市場参加者は将来の成長性も加味して投資しているので、市場参加者のviewが正しくて適切なpricingがされていると思うならオルカンなわけですが、テック企業最強!米国の覇権は終わらねぇ!市場参加者はアメリカを過小評価しているという人もいるでしょう。あるいは逆に今までアメリカが上がりすぎたから、もうすでに割高で今後はアメリカ以外の国が伸びていくのではないか?という見方もあるでしょう。今の時価総額つまりマーケットの意見と自分自身のviewを混ぜてアセットアロケーションを最適化する手法がタイトルにあるBlack Litterman modelです。
注意と言い訳
特定の商品を推奨する意図はありません。私は金融工学を専攻してないのでそれほど詳しくないです。間違っていたらごめんなさい。(論破してみろとは思わないので)ミスがあっても優しく教えてほしい
テック企業最強ならNASDAQ100だろ!むしろGAFAだけでいいとか債券はどうした?みたいな話はややこしくなるのでやりません。
ブラックリッターマンモデルの雑解説
簡単に言うと次のような感じです。
①分散共分散行列を適切に求める。リスク許容度を設定する。リターンはいらない。
②よくある期待効用最大化問題を今の時価総額ウェイトが最適化の解になるように、各資産のリターンを逆に求める(これが市場参加者の総意として得られる均衡的なリターン)
③自分自身が持つviewと不確実性パラメーターを決める(例えば米株は日本株を2%アウトパフォームするみたいな)
④ベイズ的な計算をしてリターンと分散共分散行列を更新する
⑤更新されたリターンと分散共分散行列を用いて再度、期待効用最大化問題を解く
CAPMがベースになってます。②はいわゆる逆問題みたいな話です。
今回の分析デザインとパラメーター設定
資産数が多いと面倒なので、簡単のため、米国株とそれ以外の国という2資産でやります。適当にネットでVOOやVXUSなどでググった感じ、
相関を0.7または0.9の2通り、米国株、非米国のvolを各々15%、16%、今の時価総額ウェイトは米国60%、非米国40%としました。
ブラックリッターマンモデルでは色々とパラメーターを設定するのですが、その辺はネットでデファクトスタンダード的に使われてる値
(\delta=2.5 \tau=0.05 \Omega=0.0008517381)を採用
また、viewとして米国が-3%~+3%まで0.6%刻みで非米国をアウトパフォームする
11通りのシナリオを考えて、AAに与える影響を見てみます。また、ウェイトは合計100%になるように調整しますが、レバレッジや空売りも許容してそのまま出します(元のプログラムが解析解なので。。。)
結果
さて簡単に結果を確認しましょう。表形式とグラフで表示してますが中身は同じです。
表の上側(グラフの左側)はアメリカが負けそうと予想していて、
表の下側(グラフの右側)はアメリカが勝つと予想してる感じです。
相関係数が0.9の場合米国株が2%程度、相関係数が0.7の場合、3%程度アウトパフォームする見立てなら米国にフルインベストメント(つまりオルカンではなくS&P500のみを買う)のが正当化されそうです。相関係数によって水準が違うのは、相関が低い場合は分散効果が働くので、米国株以外のウェイトを増やすメリットが大きいからです。
逆に米国が3%以上アンダーパフォームする場合は米国のウェイトは、20%以下に抑えたほうが良さそうです。
真ん中がオルカンと同じようなウェイトで右に行くほどS&P500のウェイトを上げて、
左に行くほど日本、欧州、新興国などアメリカ以外の国のウェイトを高くしたほうがいいよということです。
パラメーター設定に関して
さて、簡単に分析してみましたが、実は途中で書いた\Omega(や\tau)というパラメーターを変えると結果がかなり変わります。\Omegaは不確実性を表すパラメーターで、例えば\Omega=100みたいな設定にするとviewを一切考慮せずに時価総額ウェイトから得られる均衡的なリターンだけで決めるみたいな形になり、小さい値にするとよりviewを重視するようになります。ほかにもパラメーターはあるし、分散共分散行列において、個別資産のボラティリティはともかく、アセットクラス間の相関は歴史的にみると、けっこう変化するのでその辺はどう設定するか難しいです。
個人的には相関は例えば証券会社等が発行するレポート等の数値を入れてみて結果にどのくらいの差がでるか検証する。\Omegaなどのハイパーパラメーターは例えば相関0のケース、市場ウェイトが50:50のケース、1:99のケースなどいくつか仮想的に設定した資産の場合、肌感覚としてこういう結果が妥当だろうというウェイトが人それぞれあると思うので、何パターンか試してみて妥当な水準感を確かめてみるといいかもしれません。
参考文献等
ブラックリッターマンについては、Attilio Meucci氏が多くの論文を書いているので発展的な内容について学びたい人は頑張ってみてください。
(残念ながら日本語の参考書でブラックリッターマンを扱ってるのはあまりないし証券アナリストでも習わないけど、世の中の人はどうやって学んでるのだろうか?)
Black-Litterman Allocation — PyPortfolioOpt 1.5.4 documentation
ブラック・リッターマンモデルによる資産配分を解説してみる(Pythonによる実行例つき) #Python - Qiita
生活費毎の暮らしぶり
はじめに
FIREする際の年間生活費はとても重要ですが、意外と低い生活費でどれくらいの暮らしをしなきゃいけないのかは記事がなかったりもするので、実体験を踏まえて書きます。
地域によって家賃相場もだいぶ違うので参考程度に。
前提(重要)
自炊メイン、家賃込み(一都三県は僻地以外は無理)、社会保険料は除く。家具家電・引越し費用、賃貸の更新料など臨時費用は分割して計上し毎月の予算に組み込んでいる前提。パソコン用のネット回線とスマホ用の格安SIMを契約する。
なお、投資していれば株主優待、会社員の場合はふるさと納税、無職なら給付金や現物支給があったりしますが、そういうのは考慮しない。
一般的知られている割引やキャンペーンは使うがポイ活等の一部の人だけがやってる手法は使わない前提。例えばウエル活はするが、携帯複数使ってファミマのスイーツゲットするとか炊き出しに通えば食費無料みたいなことはしない前提。
年間生活費40万
賃貸の選択肢は一切ない。食事は通販で30kgの怪しい古米やブレンド米が中心。弁当に半額シールが貼ってあっても買えない。鶏肉も厳しい。エアコンや風呂は無理。シャワーすら節約が必要。
心が病む。体も病む。あまりきつくて私ですら数ヶ月で諦めた。家賃無料だったりキャンペーン等で光熱費が無料ならともかく、賃貸でこの生活費は絶望しかない。杵築市で節約を極めればギリいけるかもしれないが、まず無理。
年間生活費50万
賃貸の選択肢はギリある。安い順に検索して上から3~5個のなかで好きなものを選べる
食事は通販で30kgの怪しい古米やブレンド米が中心。弁当に半額シールが貼ってあれば買える。30%ならあきらめがち。鶏肉は買える。シャワーを普通に使えるようになる。
食費削れば意外といけると思っても、分割計上してる家具家電の代金やたまにある医療費等を加味すると収まらない辛さがある。
心が病む。体は病まない。インフレした現代だとここでもかなり厳しい
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このあたりに壁がある
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年間生活費60万
賃貸の選択肢は一応ある。安い順に検索して上から5~10個のなかで好きなものを選べる
クーポン等を上手く使って安いブランド古米が買えるようになったり、値引きされた弁当を買ったりも気軽?に出来るようになる。鶏肉は気軽に買えるし豚肉もいける
狭い1kやワンルームにエアコンをつかったり、半身浴程度の風呂に入ったりも出来る
心も体も病まない。インフレした現代でも一応はやっていける。
年間生活費70万
60万の生活に加えてクーポンを使えばちょくちょく外食に行ったり、出前もいける。
心も体も病まない。インフレした現代でもけっこうやっていける。
60万以下だと選択肢もほぼなかったが、ここまでくれば最低限にプラスして自分が大事だと思う項目に予算を振れるようになる。
年間生活費80万
ふるさと納税をもらったりしたことを加味すると去年一昨年の私がだいたいこのあたりかな?家賃が2万程度と安ければ食生活にはかなりお金を使える。ランチコース3000円のフレンチやイタリアンも贅沢としてたまにいける。このあたりの水準だと節約スキルがそれほどない人でもなんとかなる人が多い
注意
正直これくらいの水準だと家賃が1万なのか2万なのか、プロパンガスかどうか&基本料金はいくらかなどがけっこうイメージが変わるので住んでる地域等によってだいぶ違うとは思う。杵築市なら上記より比較的簡単だろうし都市部なら厳しい
個人的には長期実績がある場合は別にして、経験もあまりないのに月5万以下で生活できるという前提でFIRE計画を組むべきでは無いと思う。
(インフレがない前提としても)1年この水準で暮らせると30年この水準で暮らせるはだいぶ違う
悩みに悩んだJALマイルの使い道はJGWポイント
結論
JGWポイントに変換!(Global WALLETカードで大体どこでも支払いに使える)
前提とイントロ
ポイ活をしていると時々陸マイラーと呼ばれるマイルを貯めている人を見かけるのでなんとなくマイルを貯めてるとお得なんだろうなぁと思ってる人は多いでしょう。
私もそうでした。
ただ、後述のように個人的にはマイルを貯めてもいうほどお得ではないというか、目的意識が明確にないと使いにくいと思います。
私は旅行にはそれほど興味がなくてポイ活でクレカを作ったりJAL口座の預金とか作っていたらいつの間にか4800ほどJALマイル貯まった人です
これの使い道を探していたのですがこれが本当に微妙です。
マイラーの方は旅行が好きで、行きたい旅行先があってマイルを貯めていると思うのでそういう人にはすごくオトクな制度だと思いますが、私の場合は魅力を感じなかったという話
使い道1
JALの航空券
これが一番わかりやすいとおもいますが、東京から行こうとすると最低でも5000マイル必要で、行き先は仙台 山形 新潟 名古屋です。どうです?名古屋行くのに飛行機のります?仙台や山形行く予定あります?片道がこのマイル数なので往復なら2倍です。
使い道2
どこかにマイル
往復7000マイルでどこかに行けます。調べたところ行き先候補が3~4出て、嫌なら更新したら選び直せるらしいので、個人的にはこれはけっこういいサービスだと思うのですが、7000貯めるハードルが高いです。また後述のモッピーJAL交換ルートを使うと12000モッピーを6000マイルに交換できてスカイボーナスなるものを4500貰えるので、現時点のマイルが1000くらいの人はちょうどいいと思うのですが、私のように5000弱あると結局マイル余るしイマイチなんですよね。あと、普通に4400モッピーを2200マイルに変換して合計7000マイルする作戦も考えましたが正直そこまでして行きたい旅行先がない
使い道3
JETSTAR航空券
5500マイル使えば東京から国内なら大抵どこかに行けます。これはありだなと思ったのですが結局これもそこまでして行きたいか?って話なんですよね。
使い道4
eJALポイントやJETSTAR年会費
これは変えたところでどうせ将来使わないからなし。
使い道5
JALサイトで物買う
コスパ悪すぎて買う気になれない
使い道6
寄付
ぶっちゃけこれでいいかなと思ったのですが開催されてなかった
まとめ
最終的にはJGWポイントに交換した(4000マイルを2400ポイント、端数の800マイルは有効期限がだいぶ先だが使い道もないのでたぶん捨てる)
人によってはpontaでもいいと思います。
結局、いくら特典航空券等がお得でもじゃあ5500マイルを使って片道の航空券に変えたり7000マイルで往復航空券にしたところで、その旅行先行きたい?ホテル代もけっこうかかるのに?って部分がきつい。あと、マイル変換は約1ヶ月かかるので、その点も使いにくいですね。
旅行に興味がない人間としては、航空券が安く仕入れられる&全国旅行支援などでホテルも激安&仕事の予定が合う(長期の有給休暇が取れる)
というのが重なり合わないと価値を感じないし、やってみて思ったのがそもそも人生で飛行機に乗ったことも数少ないせいか調べるのもけっこう時間がかかるので調査するコストも馬鹿にならないと思います。
そういう意味ではコロナ禍にどこかにマイル使って、GOTOトラベルや全国旅行支援を使って3000円のホテルに泊まって3000円クーポンもらうみたいなこと出来るならかなり良かったなと思いますが、まぁクレカ発行のタイミングも狙えるものではないですしそこまで頭が回りませんでした。。。正直、本件はマイルを減額変換するのが嫌で抜け道や妙案がないか悩みすぎて時間を無駄にかけてしまったので失敗でした。
ご参考
モッピーのJAL交換ルート
https://pc.moppy.jp/campaign/special/jalmile.php
これ端数調整が無理で12000モッピー→6000マイル+スカイボーナス4500限定+条件あり
良さげな移住支援について語りたい
移住支援については全国的にやってる東京圏から地方に移住して単身世帯なら60万、2人以上なら100万が有名です(名称は自治体に寄って違いますが基本同じ条件です)。
私が茨城県に移住した時も支援金頂きました。
それ以外にも色々やってるのですが、移住先が決まっている場合は自治体に聞けばいいのですが、オトクそうならどこでもいいという私みたいな考えの人もいるでしょう。
そんな時に役立つのが以下のサイトです。
ただ、このサイト重いしUIもイマイチなので、検索するよりpdfで検索したほうが早いです。以前はエクセルでget出来たのですが今はpdfしかなさそうです。私はスプレッドシートに変換してcountifで検索かけてます。
http://www.iju-join.jp/f-join/shienseido2023.pdf
ご存じの方も多いかと思いますが移住支援制度は下記URLの中央にあるエクセルに一覧でまとまっているので
— イーグル (@prokojiki_eagle) 2021年9月21日
サイトで調べるより便利です
漏れもあると思いますが、適宜エクセル関数組んでで検索キーワード入れて調べてみてくださいhttps://t.co/QTKcXVT0fA
単身世帯でも使いやすそうな制度では、賃貸物件を借りたら月1万補助がいくつかの自治体でされているそうです。また、すでにFIRE済みで所得がほぼない人は公営住宅に県外から申し込めるというのも嬉しいのではないでしょうか?
調べた感じ山形県は条件ゆるくていいなと思いました(他の自治体だと就職が条件になっていたりしてFIREと相性よくない)。
住まい・食・仕事(職)をまるごと応援します!|山形県移住交流ポータルサイト やまがた暮らし情報館
さすがに賃貸で家賃1万切ることはないでしょうし。
(見た限り事前に相談してアンケート提出して、会社都合とかでなく移住するだけで24万くれるんですかね?勘違いだったらごめんなさい)
https://yamagata-iju.jp/up/spfile/619_6tm0c6hws3.pdf
https://yamagata-iju.jp/up/spfile/622_yr9gckfeaa.pdf
注意
上記サイトではすべての制度が網羅されてるわけではなく結構漏れもあります。また、条件等の詳細は書かれてないので、実際に使う場合は自治体に確認するようお願いします。
移住支援金があるのはその地域が東京等に比べて不便だからで、事前に不便利さ等のデメリットが受け入れられるか自問自答しましょう。
『愚者は経験から学び、賢者は歴史から学び』
と言いますが、移住の失敗談やスーパーや各種施設がどのくらいあるのかも今は簡単にネットで調べられます。移住支援金をもらって、再度引っ越しするのに返金せずにポケットに入れるのはルール違反ですし、仮に返金するとしても自治体側には余計な事務をさせ、本人は無駄に引越代金を払うことになるのでお互いに不幸です。
もちろん、調べても分からないことはありますが、一定ミスマッチは回避できます。
JOINサイトでもお試し移住として、数日から1ヶ月程度住宅が借りれるサービスも紹介されてるので本格的に移住する前に現地の生活を体験してみるのもよいかもしれません。
FIRE志望者にオススメしたいアセマネ業界
オススメポイント
1 高年収でアップサイドもある
2 労働環境がよい(転勤がほぼない)
3 業務知識・経験がFIREに役立つ
さて、私のtwitterやブログの読み手はFIREやセミリタイア、あるいは投資に興味を持ってる方が多いと思うのですが、そんな皆さんにオススメしたいのがアセマネ(資産運用)業界です。主に日系のアセマネを想定した内容です。
1 高年収でアップサイドもある
アセマネと言っても、日系のアセマネ会社、外資系のアセマネ会社、ヘッジファンドやプライベートエクイティなどの会社があります。
日系アセマネも金融界隈なので他業界よりは高めです。本体(親会社)と比べると福利厚生がしょぼい、出世しにくいなどデメリットもありますが、労働時間も本体よりは少ないことが多いです。時給でいうと例えば
年収1000万で年間労働時間が2000時間だと時給は5000円ですので、
20代だと時給3000~4000円、30代だと5000~6000円くらいはあると思います。
(私の印象だと30代だと年収、労働時間ともに上記例より少し多いイメージ)
セミリタイアやleanFIREを考えてる人はあまり金持ち志向ではないと思いますが、外資系アセマネなら上記以上の年収でしょうし、HF、PEの運用担当者だと億単位の報酬もあるらしいので、ガッツリ稼いでFatFIREしたい層にも適していると思います。
2 労働環境がよい(転勤がほぼない)
アセマネ会社はメガバンクや証券会社と違って地方支店というのがほぼありません。勤務する可能性もかなり低いと思います。海外駐在の可能性は運用部門など一部ありますが、基本的にミドルバックではありません。
そのためほぼ東京で働けるため、引っ越しがなくて楽です。
転職者の話を聞く限りでは理不尽な叱責はアセマネの方が少ないらしい。
一般的にメガバンクや証券会社と比べて、アセマネは労働時間でも短い傾向にあると思います。
注意点として、運用担当者は労働時間が長めです。1で挙げたアップサイドを狙えるというメリットもあるので、FatFIRE志望の人は日系の運用部門から外資やHF狙い。leanFIRE、セミリタイア志望なら日系アセマネのミドルバックでゆるく働くのが合ってると思います
在宅勤務(リモートワーク)についてもいわゆるリテール営業をしているメガバンクや証券会社と比べると、浸透していると思います。会社にもよりますが月の半分くらいは在宅の印象。
3 業務知識・経験がFIREに役立つ
これは分かりやすいと思いますが、運用担当者で分析をしていれば当然、FIRE、個人投資家になった場合でも役立ちますよね?運用担当者でないと、そこまでマーケットの知識は身につきませんが証券アナリストの勉強などを通じて、リスク管理の下手さに起因する"痛い目"にあう確率は減らせるのではないかと思います(ミドルバックの知識でアルファを出すのは厳しい)。
就活転職方法
じゃあどうやって入ればいいの?って話ですが、
日系のアセマネの場合、新卒なら他の金融機関と同様にマイナビやリクナビ等からエントリー可能です。
採用人数が少なくメガバンクなどよりは入社するのが難しいと言われることが多いです。新卒で無理でもメガバンクや証券会社から第二新卒や中途で入ってくる人もけっこういるので転職ルートも十分可能性はあります。
とりあえず、証券アナリスト取りましょう!プログラミングや英語が得意だとなおよいでしょう。
注意点、備考
運用担当者というのは、ファンドマネージャー、アナリストの意味で用いています。
私は転職経験がないので他社の実態はわかりません。転職者や転職エージェント等の話から上記のように認識しています。私は学生時代から今で言うFIREやセミリタイアに興味があって、アセマネ業界に入りました。待遇にはけっこう満足していますが、感じ方は人それぞれなので、最後はご自身でご判断を。
思い切って元本保証NISAという劇薬政策を始めるのはどうか?
イントロ
SNSを見ていると世の中の大半がNISA等で積立を行っているかのような感覚を持ちますが、金融庁によると、一般、つみたて合わせてNISA口座開設数は1753万であり、日本証券業協会の資料を見ても、着実に増えていることはわかりますが、まだ全体の14%程度であり必ずしも多いとは言えない現状です。
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20221104.html
https://www.jsda.or.jp/shiryoshitsu/toukei/files/nisajoukyou/nisaall.pdf
野村AMの投資信託非保有者へのアンケートでは、買わない理由として、お金がない、どれがいいか分からないの次に損をする可能性が高いというのがあります。
https://www.nomura-am.co.jp/corporate/surveys/pdf/20220816_C42D753F.pdf
お金がないは、まぁ頑張って働いてもらう、どれがいいかはNISA等で推奨されてるのを買えば良い(国が個別具体的な投信について、推奨や制度の対象にするかの選別をすることの是非はおいておく)として、最後の損をする可能性というのは、元本保証されている預金とされていない株式や投資信託の一番重要な違いと言っていいと思います。
よくSNSでは中長期的には上がるのだからショックの時に売ってはいけないと言われますが、総悲観なら売りたくなるのが自然ですし、あるいは長期では買い目線であっても、もう1段下がったところで買い直したいと思うのも自然であって、buy&holdは言うは易く行うは難しの典型でしょう。
長期投資の元本保証制度について
思い切ってNISA口座に長期投資をした場合、一定額(少額)については元本保証をしてみるというのはどうでしょうか?
私は基本的にはいわゆる自己責任論的な考えですし、投資は自己責任が原則だと思いますが、逆に言えばそういう行政スタンスのせいで税率10%だのidecoやNISAだのあれこれ手を打ってきた割に、あまり日本で投資が浸透してこなかったといえます。
ネットショッピングなどもそうですが、やる前は怖いと思っていても実際やってみると意外とこわくない、もっと早くしていれば良かったと感じることも多いでしょう。投資についても、グローバルに分散されていれば中長期で損をする可能性はそれほど高くはありません。やってない人は単にビビってるだけだと思いますし、正直言って500万投資して半額の250万になったところで、1年位働けばいいだけの話であり取り返しがつかないレベルではありません。
元本保証制度の予算感について
日本では、年金、医療、介護に110兆ほど使っているので、
https://www.mof.go.jp/zaisei/aging-society/society-security.html
雑に言って1.1億人に100万円元本保証を与えても同じくらいの予算感になります。そうはいっても社会保障1年分だと相当でかい金額ではないか?とも言えますが、あくまでこれは全損かつ全人口トータルでこのくらいになるという話です。
では、長期投資をした場合に元本割れする確率はどれくらいでしょうか?
過去記事からの引用です。表の見方、例えば行:国内株式、列:0.5は、国内株式に30年投資して、投資金額の半額以下まで落ちる確率が0.56%ということです。
想定するリスク・リターンの水準にもよりますが過去実績をベースにすると、レバナスのような商品以外では、中央の列=1を見れば分かる通り高々4%程度しかありませんし、下記の表は30年投資ですが、40~50年とさらに期間を伸ばす、バランス型ファンドでリスク・リターン効率が上がれば更に元本割れ確率を下げることが出来るでしょう。
幾何ブラウン運動から見る長期投資 - アーリーリタイアを目指す独身貴族
(少し高めに見積もって)仮に元本割れ確率が5%だとして、新成人が120万程度、保証をするのは40年後なので無リスク金利を2%として、
100万*120万*5%/1.02^40=27,173,424,911
なので将来のために毎年現在価値ベースで270億ほど用意すれば良いわけです。
意外と安くないですか?(消費税1%で約2兆円の税収)
(桁数とか違っていたらすみません)
注意点など
実際に制度をするとなると、40年投資なら元本保証をするけど、39年だと保証しないだとイマイチ感半端ないですし、利用する証券会社変更、口座移管や手数料が安い同種ファンドの乗り換え、分配コースのスイッチング等、本当に長期保有をしているのかをチェックするロジックはそれなりに詰めないといけませんが、メインの議論でないですし、営業員目線では元本保証口座と非保証があると説明が大変とかも反論ありそうですが、そういうのは本筋ではないので割愛します。
改悪_倶楽部ダイナック
倶楽部ダイナックが改悪されます。
詳しくは以下の画像や公式HPをご覧ください
【公式】倶楽部ダイナック お得なポイントカード|ダイナック店舗情報サイト
バースデーや到達特典がぱっとみ、ほとんどの人は同じですかね。
ボーナスが年1になりここが大きく減額ですね。特に高ランクの人は辛いですね。
また、重要な点として、アプリのクイズが廃止されます。これで毎月400P以上配給されていたので、これがなくなるのは痛いですね。
ただ、これまでの倶楽部ダイナックが極端に大盤振る舞い過ぎただけで、現在でもボーナスやバースデーを上手く使えば十分お得だと思いますが、誕生日が年末から離れていると併用しづらいですし、クーポンの有効期限が長くしてくれるのかも気になりますね
現在のサービス
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