一般NISAとつみたてNISAどっちがいい→実はどうとでもなるしどっちでもいいよ
一般NISAとつみたてNISAでどっちがいいか議論があります。
制度の概略
簡単に言うと投資の非課税制度で、違いは
一般NISA:期間は短いが金額多い
つみたてNISA:期間は長いが金額少ない
という感じです。わたしは一般NISAを選んでます(昔は一般NISAしかなかったし)
また、一般NISAだと個別銘柄や外国籍投信も購入できますが、つみたてNISAだと
制度上指定された投信しか買えないため、自由度の違いもあります
(世間のインデックス投資派の人的にはどうでもいいかもしれませんが)
一般NISAよりつみたてNISAが優れている派の論調としては、一般NISAの5年は高確率で利益がでる水準に到達するには、短すぎるというものがあります。個人的にはこの指摘はそのとおりだと思います。NISAは特定口座との損益合算できないという点も注意です
個人的意見
さて、復習をしたところで、私自身の考えを述べます。個人的にはあまり非課税制度自体が重要でないので好きに決めるのがベストです。というのも、
・株主優待クロス
・低位株同値撤退
で(税法上の)利益は圧縮できるからです(極端にやると仮装売買を疑われる可能性がありますし、123万株の取引をした人で課徴金取られた事例があるので注意)
株式会社岐阜銀行株式に係る相場操縦に対する課徴金納付命令の決定について:金融庁
また、以前のように税率が引き下げられる可能性もありますよね(今は約20%の税率ですが、以前は長らく10%でした)
つみたてNISAやる人は20年ガチホールド前提の人が多いと思いますがそれならidecoや企業型DCのほうが節税メリット多いと思います(idecoしてる上につみたてNISAしているのかもしれませんが)
金融庁や政府の姿勢をみると、諸外国に比べて貯金偏重のマインドを変えたいというのが伝わってくるので、今後もお得な制度自体はあると思います。なので個人的にはとりあえず金額多くて自由度高い一般NISAにしておいて、数年後にいい制度があればそれに乗っかる。なければ上記手法で節税すればいいと思います。もちろん多額の資産があって短期で同値撤退をすると上記リンクのように刺される可能性がありますが、毎年ちょっとずつ益出しして優待クロスや少額の同値撤退で刺されるという事案は聞いたことありません(証券会社も優待クロス紹介してるくらいですしね)
もちろん最後は自己責任ですが、アーリーリタイアを考えている人の多くは、そこまで資産も多くないでしょうし、刺される可能性は高くないと思われます。
もし間違いなどあればご指摘いただけると幸いです