完全FIRE or サイドFIRE経由か?
結論:個人的には節約生活なら完全FIRE、そこそこrichに行くならサイドFIRE経由がオススメです。
どういうお話?
ガッツリお金をためて、正社員→完全FIRE狙いでいくのか。それとも間にバイト生活(サイドFIRE)を挟むのか、どっちがいいのか?
言葉の定義
今回の記事では、完全FIREは、FIREしたら一切労働収入がないという意味。
サイドFIRE経由については、完全FIREの半分の金額までお金をため、その後は収入と支出を均衡させて、資産が増加するのを待ち将来的に完全FIREに移行するのを目指すという意味、状況で考えます。
具体例
例えば生活費が月5万円の場合、実質4%複利で資産が増えると仮定すると、完全FIREの目標金額は1500万円です。
サイドFIRE経由の場合は、750万までお金をためて、その後は毎月5万円アルバイトなどで稼いで収支均衡させます。資産は毎年4%ずつ増えますから、約18年後に1500万円になってます。なお含み益への課税が発生するとすれば20年程度必要です。
(完全FIREでも毎年4%の利益に課税されるが、こちらは単年毎に利益確定するので節税しやすい)
今回は簡単のため税金は考えないことにします。
まぁ表にするほどのことではないですが、両者がどのくらい必要年数が違うかを確認しましょう。
計算の前提
左半分が完全FIRE関連で、右半分がサイドFIRE経由の場合です。
case1だとサイドFIREは750万貯めるので、年間貯金額が300なので、2.5年かかります。
その後18年バイトで収支を均衡させて、750万を1500万まで増やします。
(月の生活費は5万、バイトの時給は1000円なので毎月50時間働く生活を18年続けます)
その後は39.5歳でめでたく完全FIREです。
労働時間 完全FIRE |
労働時間 サイドFIRE |
10,000 | 15,800 |
20,000 | 31,600 |
30,000 | 47,400 |
40,000 | 63,200 |
ちなみに、case1~4についてフルタイム勤務時を年間2000時間(1日8時間*250日)
と仮定した場合の総労働は上記のとおりです。
これをみるとどのcaseでも完全FIREで先にがっつり貯めたほうがトータルの労働時間は短くなります(サイドFIREの時給1000円仮定なのでこうなりますが、時給2000円くらいだと総労働時間は完全FIREと同じくらいになります)
感想・考察
こうみると、生活費が少ないcase1、2なんかはサイドFIRE経由でなくて、完全FIRE狙いのほうがいんじゃないかなという気がします。case1だとサイドFIREができる21.5歳の段階であと2.5年頑張るだけで、毎月50時間のバイトをしなくて済むわけですし、case2だと、あと5年頑張れば、毎月100時間のバイトをしなくて済みます。
case3、4あたりはどちらもしんどいですが、個人的にはこのあたりからはサイドFIREのほうが魅力的かなと感じます。フルタイム勤務を15年、20年続けるのは精神的にしんどいですし、サイドFIRE経由でも10年程度しか完全FIRE時期も変わらないので。
注意点など
もちろん、退職後に楽して稼げるバイトが安定的に見込める場合はこの限りではありません。その場合は生活費をその分スライドさせて考えてみてもいいでしょう。
多くの人はなんだかんだ、ブログからの広告収入やらなんてないですしね。治験も年齢や健康状態に左右されがち。ポイ活なんかはある程度は稼げるでしょうから、完全FIRE狙いでも気持ち少なめでもいいかもですし、その分はバッファや贅沢用に取っておくのもありかなと。利回り4%だと、序盤に暴落来ると、投資収益で生活費が賄えず、ジリジリ削られて資産が尽きてしまいますしね。